心温まる・・・
こんばんは。和牛うらいの熟成職人です。
このたび東日本大震災でお亡くなりになられた方々、ご遺族の方々に心より御悔み申し上げます。また、現在も
避難生活を続けられている大勢の被災者の方々にお見舞いを申し上げるとともに心から応援したいと思います。
今日は、昨日の帰宅途中にラジオで聞いたニュースに感動して、今、書いています。そのニュースとは現在被災
地で活動している自衛隊のある行動でした。それは救助活動のかたわら、アルバムや卒業文集、卒業アルバムを集
め道の傍らにそっと置いていくというものでした。熾烈な環境の中、人命のみならず、人々の思いでも守っていく
その姿は神々しく、人として生きていく本当に大切なことを改めてきずかされました。まだまだ復興というには程
遠いかもしれませんが一筋の光明が見えてきたのではないでしょうか?
話は少し変わって、現在も予断を許さない福島での原発事故について畜産の観点から少しお話したいと思いま
す。現在食肉は流通のダメージがまだ回復しておらず、関西には以前のような物量が入ってきておりません。東京
の芝浦屠場においていくらかの屠畜は行われているようですが、かなり頭数も少ないようです。今後どのくらいの
時間で回復するかはまだまだ見通しがたっておりませんが、現在関西で流通しているものは震災以前のものがほと
んどだと思われます。牛肉や、豚肉の性質上熟成期間がもうけられているので少し時間がずれているのです。た
だ、今後は東北地方の食肉も流通してくると思います。すでに野菜や水など放射性物質の影響を受けているものも
出始め、畜産は乳牛が影響を(源乳に対して)受けており食肉及びその加工品が影響を受けるのは間違いないもの
に残念ながらなるかと思われます。震災と原発事故のダブルパンチで今後、畜産の盛んな東北地方がどうなってい
くのか非常に心配です。風評被害で本当の価値がなくなってしまわないよう業界全体で努力し、安全、安心でおい
しい食肉の今後を作っていきたいと思います。
今日は長々とつたない文面でお見苦しいところもあるかもしれませんが最後までお読みになって下さった方、本
当にありがとうございました。
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